2:ウンベラータの元気な育て方
花言葉も魅力的な観葉植物なのですが、ウンベラータを永年に渡って育てることに成功し、形も理想を追いかけることができ、数も増やすことができたら最高です。
もちろん、ウンベラータの育て方は、ある程度、ネットで検索することで知ることができます。ただ、理想的な形に広がるイメージが実現できない、ことも事実なのではないでしょうか。
あるあるとしては、
ーひょろっと幹が伸びるばかり
ーまばらに葉があるだけ
ー小さい葉がたくさん増えるばかり
ー葉が大きく広がらない
ーそもそも葉が増えてこない
などなど・・・
枝が横にたくさん広がり、大きな葉が青々と、元気に、イキイキしているウンベラータを育てるためのコツを私の20年以上の経験から伝授してまいります。
ー実は、春に手に入れるのがお勧め!
ウンベラータは、春の終わりから夏にかけて、増やせるだけ葉を増やせるように、伸ばせるだけ枝が広がるように育ててあげることがイキイキ育てるコツとなります。もし、育て始める時期を選べるとするなら、暖かさが実感できる5月から6月の春に手に入れ、育て始めることをお勧めします。すぐに葉が増え始めてくれると育てるモチベーションもあがります!
ー夏のベランダで、直射日光は朝と夕方だけ入る場所がベスト!
昼の直射日光は避けるのがコツ!
5月から6月の暖かくなる時期に手に入れたら、リビングの置く位置と、ベランダの置く位置を決めてみましょう。
ベランダの置く位置にはコツがあります。夏においては、朝と夕方に直接日が当たるけれど、昼の直射日光は避けることができる場所がベストだと思っています。
できるだけ日光に当ててあげたいという気持ちになるのですが、夏の昼の直射日光だとウンベラータの葉は焼けてしまいます(写真参照)。私の経験上、朝と夕方の直射日光では葉焼けはしていません。私の場合「朝と夕方に日が当たるけれど、昼の直射日光は避けることができる場所」としてベランダの壽が掛かる一番奥の位置においています。 ただ、この写真のように、一番南側の直射日光が当たった葉が焼けてしまうことは避けられずです。
上の葉が焼けて、下の葉が守られているので、夏が終わったら焼けた葉をカットする予定となります。
ー鉢の植え替え:土は観葉植物用を、底には軽石など水捌け対策を
最初にウンベラータの置く位置について解説してきましたが、基本となる「鉢の植え替え」について解説しておきます。買ってきた株の場合、そのままの土だと小蝿が発生しやすいなどの影響もあるため、植え替えてしまいましょう。ウンベラータの鉢の植え替えは春から夏に限って実施するのがもう一つのコツです。ウンベラータは元々は根がつきやすい観葉植物ですので、この植え替えの時期さえ間違えなければ確実に成功させることができます。
植え替えのステップと気を付けるポイントは、
1)植え替えに必要なモノを揃える
ーウンベラータの株
ー鉢:現在の鉢より1〜2号大きいサイズのもの
ー鉢底ネット
ー鉢底石:軽石など水捌けの良いもの
ー観葉植物用の水はけの良い土
ーハンドスコップ(中型と小型とあると便利)
ー新聞紙(想定以上に土は溢れるモノなので、新聞紙の上で作業を!)
ー割り箸(根についた土ほぐしや植えた際の根の隙間に土を入れる際に便利)
ージョウロ(植えた後の水やり用に最初に用意!)
2)鉢の底に鉢底ネットを設置
3)鉢の底から2割ぐらいの高さまで、鉢底石:軽石などを入れ、水捌けを確保
4)鉢の3〜4割の高さまで観葉植物用の水捌けの良い土を入れる
5)3〜4割程度入れた土の真ん中に窪みをつけ、株が入る場所を作る
6)ウンベラータの株を元の鉢から取り出す。その際、根の周りの土をほぐし、空気が入る状況を作ってください。根っこの周りには一部古い土が残っていてもOKです。割り箸も使って空気が入るようにほぐす感じです。
7)鉢の真ん中に株を仮置きし、鉢の上の淵から1〜2センチ程度まで土を入れる前提で高さを見てみましょう。もう少し高さが必要な場合、元々の土の量を増やし、高さ調整をします。はみ出てしまう感じなら、窪みをもう少し堀り進めて高さ調整をしましょう。
8)高さ調整をして、鉢の上の淵から1〜2センチ程度まで土を入れる。その際、割り箸などで根の下や間に土が入るようにする。
9)幹と土の接合部分には少し土を足し、しっかり押さえ、幹を固定する
10)底から水が流れてもいい場所に移動し、水やりをする。底から土の微塵と共に濁った水が出てくるので、何度かに分けて透明な水になるまでしっかり水やりする。その際、鉢を優しく揺らして土とウンベラータの株の安定する場所を調整する。水が鉢の土に行き渡り、株が安定したと感じたら終了。
ー冬は日差しの入るリビングの窓際に置いて楽しむべし!
春から夏にかけて、色々と手を掛けて育てたウンベラータは、冬はリビングの鑑賞用として楽しむ季節となります。この時期のウンベラータは休眠状態に入っている状況と思ってください。リビングの窓際におき、週に一回(乾燥しない部屋であれば、月に2〜3回でもOK)の水やりで株が弱らない程度の水やりをキープしていきます。この時期に肥料は必要ありません。夏に外ですくすく伸びたウンベラータは、秋から冬も青々としていてリビングで映えること間違い無し!です。
ー冬は、成長が止まり、葉が落ちることを前提にケアをする
ただ、冬になると、葉が増えることは少なくなります。一番元気な枝の先だけ、新しい葉が出る程度となることも多いです。さらに、冬の後半に入った頃、葉が黄色くなり始め、1週間に数枚、葉が落ちることも出てきます。
それでも枝ごとにみると、先の葉は健在で、枝ごとの一番下の葉から黄色くなっていくことを確認できるはずです。つまり、休眠しているウンベラータの自然現象として、幾つかの古い葉を落としていくのです。
次の春まで、リビングの窓際でゆっくり休眠しているウンベラータは、変わらず青々とした多くの葉をキープして我々を楽しませてくれるはずです!